商船三井では、船員のうち約95%が外国人籍を占めており、中でも英語が堪能で、高いコミュニケーション能力を有するフィリピン人船員は歴史的にその中核を担っています。これまでのフィリピン人船員の育成経験を活かし、船員以外の幅広い業種の人材の育成と紹介を行っています。
外国人人材コンサルティング事業では、これまでのフィリピン人船員の育成経験を活かし、船員以外の幅広い業種の人材の育成と紹介を行っています。
当社が提供する、課題解決に寄り添うサービスについて動画(約2分)でご紹介します。
安定した事業の継続のための人員の確保や安全運航に必須な一定水準以上のスキルレベル維持のための教育を継続的に行うため、フィリピンにおける船員教育・輩出に長年尽力してきました。
この船員育成で培った経験と知見を最大限活かし、船員以外の分野において、人材不足の課題を抱える企業様向けに、幅広い業種の外国人人材紹介・コンサルティング事業を行っております。
Magsaysayグループは、当社のフィリピンにおける現地パートナーであり、1993年の船員育成施設の設立や2018年の自営商船大学の設立・運営等、幅広く協業しています。同社と連携して実施する船員教育を受けた船員は、当社の船舶運航での高い安全基準を支えております。
また同社は、船員教育のみならず、「職業紹介会社」として非船員領域のフィリピン人材にも積極的に取り組んでいます。人材教育と世界各国への送出においても、フィリピン国内トップレベルを誇る実績を有しています。
外国人人材の新規活用や規模拡大を目指す企業様に対し、Magsaysayグループを通じて人材ニーズの発掘、現地教育・運営、送出までサポートいたします。
課題の抽出から始まり、必要な人材の特性、入国前に実施したい研修、受け入れ時期、人数など細部まで丁寧にヒアリングの上、研修生および企業様にとって最適プランとなるよう、全体をコーディネートとサポートを行います。
企業・就労者のトラブル時のサポートのみならず、日本で良い仕事、良い企業に巡り合い、母国の大家族を養うために異国の地で働くフィリピン人人材が、安心して就労できる環境を整えるため、就労者の家族のケアも行います。
採用前のご相談、採用までのプロセス、採用後のフォローも必要に応じてフィリピン現地の関係各社との間に入り、日本営業窓口として当社社員が日本語にて調整をさせていただきます。複雑な手続きが多くて進めない…など、各種課題を抱えるお客様の目線に立った、ストレスフリーなサービスの提供を目指します。
フィリピン人材の特徴は様々ございますが、雇用する上で特に強みとなるのは「英語力の高さ」といえるかと思います。ご要望に応じて入国前に一定レベルの日本語教育を施しますが、やはり日常生活や就労中のコミュニケーション言語として「日本語以外」の選択肢があることはアドバンテージとなります。また将来的には英語表記のみの資料や英語での交渉時にも彼らの言語力が活きる可能性がございます。明るくコミュニケーション能力が高いと評されるフィリピン人であるからこそ、母国語(タガログ語)以外のあらゆる方法で生活や職場にスピーディに馴染んでいくといえるでしょう。
また他国には無い、フィリピン海外雇用庁(POEA)による独自の就労前審査がございます。これは世界最大の海外向け労働者供給国といわれるフィリピンならではの、労働者を守る仕組みです。これにより雇用側としては考慮しなければならないルール、踏まなければならないステップは増えるのですが、その分、入国後のトラブル発生率は他国に比べ低いと言われております。(POEA審査は当社にて併走の上、進めさせていただきます)
MOLとMagsaysayグループにて現地に設立した外国人人材コンサルティング会社MMEMPOWER社のパンフレットです(同社の日本営業窓口はMOL)
日本入国前に、当社及びMagsaysayグループが保有する既存教育施設を活用し、現地での日本語研修と技術研修が可能です。
日本語・技術研修ともに、ご要望に沿ったレベル設定や、各業界・企業が求める内容(専門用語や専門教育)をカスタマイズすることができます。また技術研修についても、各業界・企業で求められるレベル・内容での研修が可能です。
「日本での就労時には一定のレベルまで到達しているよう、現地研修を行ってから入国させたい」そんな企業様のご要望に、現地に強力なパートナーと拠点を持つ当社だからこそ実現できる”オーダーメイド現地研修”をご提案いたします。
ビルクリーニングや外食業のフロアや調理、風力発電のメンテナンスなど、さまざまな業界での業務に従事するために必要な研修が可能です。
ビル清掃、ベッドメイキング
フロアや調理
配管工
GWO安全講習
グランドハンドリング、整備、パイロット、客室
研修生および就労先企業様にとって最適な研修や授業を提供するための各施設の特長ご紹介いたします。
当社とMagsaysayグループにて保有・運営する船員育成施設。
4.3ヘクタールの敷地には座学用の教室、実習用スペース、集会場、寮、食堂を完備。2018年夏の新たな商船学校開設に伴い発生した当施設空きスペースを同事業にて一部活用予定。
Magsaysayグループがフィリピンにて保有・運営する海洋人材育成施設。STCW条約に基づく船員の基礎訓練を実施。今後風力発電メンテナンス技師に求められる基礎講習であるGWOコースも新設予定。
Magsaysayグループがマニラ市内にて保有・運営する就業前研修施設。
客室清掃、調理師、給仕など、特にホスピタリティが求められる職種に特化。
Magsaysayグループがフィリピンにて運営している航空専門学校。
パイロット、CA、整備士、グランドスタッフの4職種の実地研修が可能。
Magsaysayグループがマニラ市内にて保有・運営する語学学校。
多様なレベルに対応しており、日本からの日本語教師も常駐。
上記以外にも業種や職種を勘案し、他施設の利用も将来的には視野に入れております。
Magsaysay Center for Hospitality and Culinary Arts
フィリピンでの客室清掃や調理師、給仕などホスピタリティが求められる職種に特化した就業前研修施設のご紹介
商談からご紹介までの流れについてご説明します。
世界最大の海外向け労働者供給国であるフィリピンにおける当社パートナーMagsaysayグループとのネットワークと長年の船員育成で培った経験と知見を最大限活かし、人材不足の課題を抱える企業様と国境を越えて働く人を繋ぎ、双方の国と社会の課題解決と持続的な成長と発展に貢献して参ります。