Hong Kong FSRU Project 香港FSRUプロジェクト
プロジェクト概要
香港初の洋上LNG受入基地向けに「MOL FSRU Challenger」を貸船することに加え、洋上固定桟橋の長期保守操業サービスを提供するプロジェクトです。

プロジェクト内容
香港地場電力会社であるCLP Power Hong Kong Limited様とThe Hongkong Electric Company, Limited様が推進する香港初のLNG受入基地プロジェクトです。香港政庁が大気汚染を含む環境改善を目的に、発電燃料の約半分を天然ガス化する政策の実現に向けて計画するものであり、当社は世界最大のFSRU「MOL FSRU Challenger」を投入するとともに、FSRU及びLNG船が荷役を行う洋上の固定桟橋の長期保守操業(着桟作業・荷役作業など)を請け負います。
香港は歴史的に当社の海外重要拠点であり、同地において長年培った地場の強固なネットワークを生かし、本プロジェクトに参画します。2022年操業開始(予定)に向けて香港南海上(ソコ群島東方)に建設される固定桟橋に「MOL FSRU Challenger」を係留し、新設される海底パイプラインを通して、新界地区にあるブラックポイント火力発電所、及びラマ島にあるラマ火力発電所の2カ所に天然ガスを供給します。

乗り越えた課題
2カ所の発電所からの大きなガス需要に応えるべく、MOL FSRU Challengerの再ガス化能力を増強するための改造工事を実施します。プロジェクトチームを組んで改造工事仕様検討、各種機器発注、改造ヤード手配、工程管理等に取り組んでいます。
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