tomakomai STS Project 苫小牧STSプロジェクト
プロジェクト概要
苫小牧港において日本で初めてLNGのSTS(Ship to Ship)荷役を行ったプロジェクトです。

プロジェクト内容
北海道・勇払ガス田からのガス供給の補完として、2013年の石狩湾新港のLNG受入基地完成までの間、苫小牧港の桟橋にてLNGの受入・貯蔵、及びSTS(シップ・ツー・シップ:Ship-to-Ship)により小型LNG船へのLNG積み替え荷役を実施しました。当社が保有・管理するLNG船(当時)をFSU(浮体式LNG貯蔵設備:Floating Storage Unit)として投入し、2011年~2012年にかけて合計51回に渡るSTS荷役に関与しました。
乗り越えた課題
2011年当時、世界的にも商用でのLNGのSTS荷役の歴史が浅く、国内での実施は本プロジェクトが初めてのケースでした。当社はSTS操業マニュアルを作成し、本邦初のSTS操業にあたり、海上保安部指導のもと安全対策委員会が開催され、同マニュアルが承認されました。海気象が厳しい日本北部の冬期の操業でありながら、安全なSTS荷役を実現し、冬場のエネルギー緊急供給に貢献しました。
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