GLOSSARY 用語集

船級協会

船舶の船体・機関等について、その構造や状態が良好であることを検査し、公式に証明する機関です。
船級協会(Classification Society)は1760年にロンドンで発足し、当初は保険業者のための船名録を発行していました。その後、造船の規則なども作るようになり、今日では船底や機関の定期検査や堪航性の認証など、船舶の安全性・安定性・環境への影響について基準を満たしていることを保証する、外航商船には無くてはならない存在となりました。船級協会は海運の発展ととも各国で設立され、現在では、ロイド船級協会(LR)、DNV GL船級協会(GL)、アメリカ船級協会(ABS)など世界の主要造船、海運国に多くの船級協会が存在しておりますが、商船三井運航船では、日本海事協会(Class NK)が多く採用されています。
尚、船級協会の検査は、船籍国が行なう法律上の検査とは別のものであるため、船級を取得しなくても航海することは可能です。しかしながら、船級取得が船体や貨物に対する損害保険の付保条件となるなど、国際海運において商船として運航するためには船級協会による認証は必要条件となります。

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