消防車輸送

事例・実績

コイルポーター®を利用した
コイル輸送

特殊貨物輸送

プロジェクト概要

神戸発沖縄向けの10フィートコンテナを利用した鋼材コイルの内航在来船及びフェリー輸送

本プロジェクトのポイント

  • 丸三海運様から、商船三井グループの商船港運によるバンニング作業と荷役作業を一括請負
  • 従来の固縛方法では、コンテナ1本分/1時間に加え、諸々の準備を含めるとコンテナ2本分/1日の処理が限界
  • 軽量高機能な次世代セキュアリングシステムであるコイルポーターを使用することで、従来比で約10倍の荷役効率化を実現
  • プロジェクト開始から1年間で、1,000コイル以上を安全に輸送

この事例で活用した技術・サービス

商船港運の上屋にて、丸三海運殿所有の10フィートコンテナに、同時に20個のコイルをバンニング中。
荷役時間の大幅改善を実現。

プロジェクト内容

内航在来船を運航する丸三海運殿から、当社グループの商船港運によるバンニング作業及び荷役の一括請負。プロジェクトが開始された昨年10月から一年が経ち、既に1000コイル以上を安全且つ効率的に輸送。更に実績を積み上げています。

荷役効率の大幅な改善

材木利用の従来の固縛方法ではフラットラックコンテナに積載することが多く、4コイル(コンテナ1本分)の固縛に約1時間程度かかり、諸々の準備なども考慮すれば、一日あたり8コイル程度(コンテナ2本分)が限界でした。

コイルポーター®を使用することで、固縛作業の時間が4コイル10分程度、事前準備も不要で一日あたり80コイル(コンテナ20本分)の処理が可能となり、従来と比較し約10倍の荷役効率化実現しました。

沖縄のデバンニング会社様からも作業の効率化により、作業員も通常の3~4名体制から1~2名に削減できているとの声を頂いております。

従来の固縛方法
従来の固縛方法
従来の固縛方法
雨濡れや荷崩れ防止対策を講じる必要がある
雨濡れや荷崩れ防止対策を講じる必要がある

デバンニング作業を実際に業務を行っている㈱第一港運の現場担当者の方にお話しをお聞きしました。

MOL COILPORTER®の紹介動画は以下よりご覧頂けます。

雨濡れや荷崩れの不安を払拭

従来のフラットラックコンテナ利用では、シートを被せるなどの対応していましたが、雨漏れや荷崩れダメージの可能性が高く、防止対策にお客様・船社共に特に気を遣う貨物でした。

今回、輸送時には10フィートコンテナにコイルポーター®で固縛することで、これまでの懸念を全て払拭するとともに、エペランの優しく包み込む緩衝機能により、従来の角材などへのハードタッチによるダメージも回避可能。また、コンテナ内に格納されていることから、雨濡れの心配なく、屋外に蔵置することも可能で、更に高い利便性を実現いたしました。

現在までの輸送実績と今後の展開

2021年9月のトライアル輸送開始以降、2022年8月までの1年間で約1000コイルを安全に、輸送を実施しております。

現在は帯鋼のスチールコイルを輸送しておりますが、今後は線材コイルなど多種多様な鋼材コイルの輸送、更には新たな発地・着地などより広範にご利用頂けるよう、積極的に営業展開を進めてまいります。

本事例は、鉄鋼新聞にも掲載されました。

当該コイルポーターの発案者で、商船三井の浅井香港地域代表にインタビューしたブログもあわせてご覧ください。

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