事例・実績
次世代帆船 WIND CHALLENGER
ウインドチャレンジャーの第1船竣工が決定しました。ウィンドチャレンジャーを設置した本船は、原料の輸送から実際の利用までのサプライチェーン全体で、GHG削減を目指すプロジェクト。2022年の運航開始に向け、取組んでいます。
10万トン型の大型商船への硬翼帆の設置が世界で初めてであること、また硬翼帆を船首に搭載することによる、操船上および、荷役中の安全性を担保することが最大の課題でした。そのため、寄港予定の港湾情報をもとに、操船シミュレーターを構築、そのデータをもって、基地、海上保安庁、各港湾当局、水先人会など、国内・国外あわせて、30か所以上の関係先に、堪航性、航行・離着桟・荷役の安全性について、丁寧に説明を行いました。どの訪問地においても、大変興味をもたれ、かつ好意的な対応を頂きました。
商船三井は最新技術を駆使し、風力エネルギーを直接、船舶の推進力に変える「ウインドチャレンジャー」を開発。クリーンで、無尽蔵のエネルギーである「風」にもういちど着目し、全く新しい発想で、現代に帆船を蘇らせ、温室効果ガス排出量の大幅削減を目指します。
商船三井が現在取り組んでいるウインドチャレンジャープロジェクトを発展させた究極のゼロエミッション事業。帆で受けた洋上風力エネルギーを、船の推進力のみでなく水素の生成にも活用します。燃料電池などと組み合わせることで、陸上への水素供給などを検討しています。
ウインドチャレンジャー等、サービス内容に関して、お気軽にご相談ください。