事例・実績
次世代帆船 WIND CHALLENGER
既に就航済で石炭輸送に従事している本船「KUROTAKISAN MARUⅢ」に改造工事を施し、ウインドチャレンジャー(硬翼帆式推進装置)を搭載することが決定しました。搭載完了は2025年後半を予定しています。
商船三井グループは、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。その達成に向けた主要戦略の1つに「さらなる省エネ技術の導入」を含め、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入することを計画しています。
2024年5月 電源開発株式会社の発電用石炭輸送に従事している石炭輸送船「KUROTAKISAN MARU Ⅲ(黒滝山丸Ⅲ)」に改造工事を施して、風力を推進力として活用するウインドチャレンジャー(硬翼帆式推進装置)を搭載することを決定しました。搭載は2025年後半を予定しています。
就航済の既存船を改造してウインドチャレンジャーを搭載するのは世界初の事例となります。
ウインドチャレンジャー導入による本船の燃料節減および温室効果ガス削減効果は、従来の同型船と比較し、日本-豪州航路で約5%、日本-北米西岸航路で約8%を見込んでおり、燃料輸送時の温室効果ガスの排出抑制に資するものと考えています。
商船三井は最新技術を駆使し、風力エネルギーを直接、船舶の推進力に変える「ウインドチャレンジャー」を開発。クリーンで、無尽蔵のエネルギーである「風」にもういちど着目し、全く新しい発想で、現代に帆船を蘇らせ、温室効果ガス排出量の大幅削減を目指します。
商船三井が現在取り組んでいるウインドチャレンジャープロジェクトを発展させた究極のゼロエミッション事業。帆で受けた洋上風力エネルギーを、船の推進力のみでなく水素の生成にも活用します。燃料電池などと組み合わせることで、陸上への水素供給などを検討しています。
ウインドチャレンジャー等、サービス内容に関して、お気軽にご相談ください。
世界初となるウインドチャレンジャー技術を備えたLNG運搬船の取り組み事例をご紹介しています。
世界初の事例となるクレーン搭載船へのウインドチャレンジャー搭載に向けた取り組み事例をご紹介します。
ウインドチャレンジャー搭載のばら積み船「松風丸」の運航に関わった本船の乗組員や寄港地のパイロットなど現場関係者から届いたの生の”声”をご紹介します。
ウインドチャレンジャー技術搭載第1船 海上試運転を実施の様子を詳しくご紹介しています。
ウインドチャレンジャー技術搭載 ”SHOFU MARU” 竣工の様子をご紹介しています。
遂にウインドチャレンジャーの硬翼帆が完成しました。実際の映像を動画でご紹介いたします。