2026年06月08日
「さんふらわあ」という名前を聞くと、あの太陽のマークが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?でも、あのフェリーがただの乗り物ではないってご存知でしたか?
実は商船三井さんふらわあは、あなたの旅を豊かにするだけでなく、日本の経済や私たちの毎日の生活を、海の向こうから支えているのです。
この記事では、商船三井さんふらわあが担う「旅」と「物流」の役割、そして未来を見据えた環境への取り組みについて、知られざる魅力と海にまつわるヒミツを一緒に探ってみましょう!
まずは自己紹介から!商船三井さんふらわあは、世界中の海を舞台に活躍する総合海運会社である商船三井グループの一員として、国内のフェリーおよびRORO船事業を専門に担っています。
総合海運会社とは、まるで海の総合デパートのように、あらゆる種類の船を使って、世界中のモノや人を運ぶ企業のことです。私たちが普段使う日用品を運ぶコンテナ船、ガソリンの元になる原油を運ぶタンカー、冬の暖房に使う天然ガスを運ぶLNG船など、その事業は多岐にわたります。
その中で「さんふらわあ」は、日本国内の海路に特化し、「旅」と「物流」という2つの大切な役割を担っています。創業以来、安全第一を掲げ、皆さまの旅や暮らしを温かく支える存在でありたいと願っています。
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「さんふらわあ」を利用してみたいけれど、具体的にどこから乗れるの?と気になっている方も多いのではないでしょうか。商船三井さんふらわあは、北海道から九州までを結ぶ国内最大の航路網を誇り、お客様の目的地に合わせて選べる4つのフェリー航路、RORO船では2つの航路を運航しています。
フェリー事業では、大洗(茨城)~苫小牧(北海道)、大阪~別府、神戸~大分、大阪~志布志(鹿児島)の4つの航路でフェリー「さんふらわあ」10隻を運航、上質な船旅としてのフェリー乗船を気軽に楽しんでいただく「カジュアルクルーズ」をコンセプトに、家族・友人、ペット、同僚・知人などとの「絆」「安心」「信頼」を感じられる心地よい船旅を提供しています。
RORO船事業では、東京~博多、東京~苅田(北九州)の2つの航路で4隻のRORO船を運航、安全・迅速・確実をモットーに顧客の様々なニーズに対応できるよう、港から港までの無人トレーラー航送、有人トラックの海上輸送などを担っています。
「さんふらわあ 航路図」
現在地や目的地に合わせて最適な航路を選ぶことで、移動そのものを楽しむ特別な旅が始まります。
より詳細な航路図については、こちらからご確認いただけます。
「さんふらわあ」の旅客フェリーは、単なる移動手段ではありません。それは、まるで「動くホテル」!最大の違いは、車と一緒に乗れること。そして、移動中もゆったりと過ごせること。個室でぐっすり眠れば、朝にはもう目的地です。まさに「寝ている間に移動」が叶う、スマートな旅のスタイルです。
日本初のLNG燃料フェリーである「さんふらわあ くれない」は、その優れたデザインとサービスによって各方面から非常に高い評価をいただいています。特に、姉妹船の「さんふらわあ むらさき」と共に、長距離フェリーとしては実に33年ぶりとなる「グッドデザイン賞」を受賞しました。(商船三井プレスリリース)
日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」(出典:商船三井プレスリリース)

「さんふらわあ くれない」本船内の様子(出典:商船三井プレスリリース)
この革新の流れは、関東と北海道を結ぶ航路にも広がっています。2025年1月には、大洗~苫小牧航路に新造船「さんふらわあ かむい」が就航しました。従来の白い船体からイメージを一新し、「夜明けの海」を象徴する青いデザインを採用。全室個室化を実現し、プライベートな空間でより快適な船旅を楽しめるようアップデートされています。(商船三井プレスリリース)
商船三井さんふらわあは、上質な船旅をどなたでも気軽に楽しんでいただける「カジュアルクルーズ」というコンセプトを通じ、お客様に心地よいひとときを提供することで、皆さまのウェルビーイングの向上に貢献しています。
「さんふらわあ かむい」命名・進水式の動画をご覧いただけます。(出典:商船三井公式You Tubeチャンネル)
「さんふらわあ」の物流を支える船には、「旅客フェリー」だけではなく「RORO(ローロー)船」という船もあります。どちらも車両が自走して乗り降りできるRORO(Roll-On / Roll-Off)という仕組みは共通していますが、豪華な客室やレストランを備え“動くホテル”としてお客様と貨物を同時に運ぶのが「旅客フェリー」、一方で一般のお客様向けの客室はなく、貨物輸送に特化したスペシャリストが「RORO船」という違いがあります。
商船三井さんふらわあは合計4隻のRORO船を運航しています。RORO船は、既存の東京-苅田(福岡県)航路に加え、2026年2月から新たに宮崎港への寄港も開始しました。これにより、南九州を含む九州全域をカバーするRORO船輸送ネットワークが強化され、物流面でのサービス向上を目指しています。なんと宮崎港にとって、新たな定期航路の開設は21年ぶりで、関東地方への直行便として海上輸送サービスの充実を支えています。
RORO船「ぶぜん」(出典:商船三井サイト)
商船三井さんふらわあでは、このような貨物専門のRORO船も、前の章でもご紹介した旅客フェリーも、日本の物流を支える主役として活躍しています。どちらの船もトラックやトレーラーが自力で乗り降りできるため、スピーディーな積み下ろしが可能です。
この輸送方法は、「モーダルシフト」(環境負荷の低い船や鉄道に切り替えること)として注目されています。
さらに、旅客フェリーの「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」および最新鋭の「さんふらわあ かむい」「さんふらわあ ぴりか」では、従来の船に比べて全長が長くなり、トラックの積載可能台数が大幅に増加しました。これにより、陸上の渋滞緩和や物流の効率化にさらに貢献しています。
「さんふらわあ かむい」では、客室の全室個室化によりトラックドライバーの方々がより快適に過ごせる空間を提供している(出典:商船三井さんふらわあサイト)
「さんふらわあ かむい」「さんふらわあ ぴりか」(2025年夏就航)は大型トラック155台、乗用車50台を積載できる(出典:商船三井さんふらわあサイト)
「さんふらわあ」は、地球環境にも真剣に向き合っています。その最先端を走るのが、クリーンなエネルギーを使用するLNG燃料フェリーです。
最初に登場した「さんふらわあ くれない」は、従来の重油船と比較してCO₂を約25%削減し、「シップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞」を受賞するなどの快挙を成し遂げました。そして最新の「さんふらわあ かむい」では、最新の船型や省エネ装置の採用により、CO₂ 排出量を約35%も削減することに成功しています。
• 温室効果ガス(CO₂)を約25~35%削減
• SOx(硫黄酸化物)をほぼ100%削減
• NOx(窒素酸化物)を約85%〜大幅に削減
2025年7月には姉妹船「さんふらわあ ぴりか」も就航を開始しており、大阪~別府航路と合わせて国内に計4隻のLNG燃料フェリー体制が整いました。これは、未来の子どもたちに美しい海と地球を残すための「さんふらわあ」からの大切なメッセージです。商船三井グループは2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指して、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
LNG燃料フェリー「さんふらわあ ぴりか」命名・進水式の様子(出典:商船三井さんふらわあサイト)
「さんふらわあ」は、お客様とのつながりも大切にしています。公式You Tubeチャンネル「さんふらわあだいありー」では、季節ごとの船旅プランやグルメ情報など、次の旅がもっとワクワクするような情報をお届けしています。
商船三井さんふらわあが、皆さんの旅を快適にし、毎日の生活を支え、未来の地球環境まで考えていることが伝わったでしょうか。
次に海を見かけたら、水平線の彼方で活躍する「さんふらわあ」の存在に、ぜひ思いを馳せてみてください。きっと、いつもの景色が少し違って見えるはずです!
この記事でご興味をお持ちいただけたら、ぜひ「さんふらわあだいありー」で具体的な旅のプランをチェックしてみてください。公式サイトで詳細な航路図や運賃を調べて、あなたの次の旅を計画してみてはいかがでしょうか。
さんふらわあだいありー(公式You Tubeチャンネル)
ここからは少しだけ特別編!これから旅を計画する方に向けて、“フェリーだからこそ心地よくアクセスできる観光地”をご紹介します。
移動時間そのものが旅の思い出になる──そんな新しい旅のスタイルを、ぜひ体感してみてください!
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